鎌倉八百ヶ谷戸

善財 一 写真集 パノラマカメラで鎌倉の谷戸を巡り歩いています

2021-01-01から1年間の記事一覧

天神山の頂辺りは・・・

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てほしい) 山頂の神社を訪れた方もあろうかと思う。 神社の裏手に小道が続いている。 その裏手の山の頂辺りには、無数の板碑が立っている。 地震によるものであろうか、ほとんど倒れている。 板碑は決して古く…

早朝の天神山

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てほしい) 化粧坂切り通しを経て北西へと尾根道を辿ると天神山に出られることは以前にも述べた。 天神山は、中世末期には北条氏の砦とされていたようだ。 旗立山に比較して少し高い。 鎌倉の西へと目を光らせる…

旗立山の頂にて

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てほしい) それよりもこの山の呼称。 前九年の役で知られる源頼義の奥州出兵において、山の頂に源氏の白旗を掲げたことから、旗立山と呼ばれたという。 さらに、その子義家による後三年の役による出兵に際して…

宮前御霊神社

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てほしい) そもそも、山全体が神格化されていたのであろう。 鎌倉街道とは、鎌倉に幕府が置かれた際、交通網、情報網としての街道が要求され、まさに網目のように街道が整備されたもの。 鎌倉から地方へと旅を…

山崎を西へ 御霊神社(宮前御霊神社)

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てほしい) 鎌倉の西のはずれを歩いている。 鎌倉から日本各地へと街道がめぐらされていたことは、「鎌倉街道」という名称が各地に遺されていることでも理解できよう。 化粧坂から北西に尾根道を辿って洲崎辺り(…

陽が出ても寒い山崎

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てほしい) 太陽が出てきて靄が立って・・・。 明るくなると散策の人影がちらほら。 それでも霜は溶けない。 花の開いたスイセンが元気に凍り付いている。 ボクはこれから仕事なので、そろそろ帰る頃合いだ。

陽が出てきた山崎

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てほしい) ついに太陽がでてきた。 江戸時代には山崎の西の天神山辺りから昌清院辺りまで人家があったようで、谷戸は奥まで水田。 覆いかぶさるような木と、アシかススキが一叢だけだが棚田の奥に遺されている…

まだ早朝の山崎を歩いている

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てほしい) 鎌倉中央公園は、何度か紹介している。 里山として水田や畑が遺されており、炭焼き体験などもできるらしい。 山際には一段高い平場が設けられて小さな畑。 下の方に水田が見える。

早朝の山崎を歩いている

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てください) どんどん明るくなってくる。 この日の出前の空気感がいい。 霜が降りれば一気に草木が枯れ、隠れていた景色が見えてくる。 ようやく写真の季節だ。

霜の降りた山崎辺りで 鎌倉中央公園

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てください) 今年一番の冷え込み。 霜が降りると予想して山崎の鎌倉中央公園へと足を運んだ。 もちろん日の出前。 氷と霜を踏み分ける音がいい。

浄妙寺奥のカフェレストランにて

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てください) 足利氏が関東支配の拠点としたのが、浄妙寺の周辺など鎌倉の東域。 鎌倉公方跡が金沢街道沿いにある。 浄妙寺の北西を辿ると木々が茂っているが平場が認められ、延福寺があったところと考えられて…

霊光寺 谷戸の奥は探れなかった

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てください) 雨乞いの祈祷をしたのは池の畔であろう。 豊かな湧水によって枯れることのなかった池そのものが意味を持っているのである。 池畔を奥へと観察ができるであろうか試みたがさほど谷戸は深くないよう…

霊光寺

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てください) 日蓮上人雨乞いのこの池は、田辺池という。 Webでは山の上の本殿を紹介している方が多いのだが、本殿は明治時代に建てられたようだ。 鎌倉の他の寺院と異なるのは、本殿が山の尾根筋に設けられてい…

日蓮上人 雨乞い伝説の池 霊光寺

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てください) 広町緑地を抱きこむような尾根を、海側へと越えたところに霊光寺がある。 広町緑地の山裾からの豊富な湧水は、広町から津、腰越などの村々の水田や畑に供給されていた。 同じ山並みであることから…

金沢称名寺 池畔で一息ついて

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てください) 幼稚園児たちがドングリを拾っていた。 近くに住む人々の憩いの場となっているのだろう。 池の周りでお弁当を広げている人もいる。 見晴らしの良い山の頂まで上がる気力がなかったので、池を一回り…

称名寺 池畔で

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てください) まだ紅葉の時期でもない。 花は終わってしまった。 綺麗な写真を求めるのであれば今は季節外れ。 木々を染めているのはサザンカぐらいだろうか。 池畔ではサギが翼を休めている。 鳥を撮りたいわけ…

金沢 称名寺の裏手あたりをぶらついている

鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てください) 近世、江戸時代には水田であったのだろう。 処々に起伏があり、山際の一部には建物があったことが想像される。 湿地は、池を掘って水をこれに引き込むと、その周囲の土地は乾燥する。 近代のものであ…

金沢 称名寺

鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てください) 朝比奈峠を東に抜けると六浦。 鎌倉にとっての重要な港であった。 近代に至って金沢から六浦にかけて埋め立てられ、かつての海岸線は分らない。 何年ぶりだろう、わずかだが時間があったので、金沢文…

扇ガ谷の辺りを歩いている

鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てください) 千葉常胤の次男師常の屋敷があったところと伝えている。 鳥居の奥に古樹が並んで枝を伸ばしている。 それが門のようであり、鳥居のようでもある。 存在感がすごい。 超有名で誰もが訪れるであろう寿…

荏柄天神

鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てください) 石段を上がったところが荏柄天神。 他の寺社と同様に山際が掘削されて神域が構成されている。 古い神社の境内には、ことに背後の山には横穴式の古墳を利用した祠が設けられていることがある。 門をく…

獅子舞辺り

鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てください) 鍛冶ヶ谷や上郷などから山中を経て鎌倉に入る古道があった。 現在、ゴルフ場となっている辺りに古道があったようだ。 鎌倉を取り巻く山並み(現在は天園ハイキングコースとなっている)を越えて市中…

まだ東御門の辺りを歩いている

鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てください) 木立で囲まれた空地。 手入れもされていないようだが、庭木が枯れることもない。 雑草は、時に癒しの材料となる。 藪は、このままでもいい。 ずっと家が建たなければいいのだが・・・。

東御門の奥の・・・

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てください) 東御門の奥。 一叢の竹がなくなったことで、そろそろ宅地化されるのではなかろうかと感じていた。 それまでは、少々の畑作があり、空地の奥が駐車場になっていた。 見える範囲は2段程の平場で、山…

東御門の辺りで

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てください) ずうっと空き地であった。 時々訪れて眺めてはいたのだが、ずいぶん草が茂ってしまった。 冬枯れの状態が最も谷戸の観察に適しているのだが、この程度であれば、こうして雑草の中に立って谷戸を体…

瑞泉寺の前

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てください) 瑞泉寺の門前。 雨が原因であろうか山際が崩れ、ブルーシートで覆われている。 鎌倉の土地が脆弱であることは度々説明している。

北鎌倉 山ノ内稲荷神社の古樹

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てください) 先に紹介した山ノ内の高台に立っている古樹を、石段の下から眺める。 木が天然の壁の端にへばりついている状態。 自らは生きようとして根を張らせている。 これも写真の切り貼りで。 脆弱な鎌倉石…

山ノ内 稲荷神社の古樹

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てください) 神社を撮っているわけではない。 神社には比較的手が加えられないため、土地が古いまま残されているのではなかろうかと想像しているのだ。 神社に手が加えられないのは、木々や大地に神が宿ってい…

腰越 満福寺から小動崎

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てください) 広町緑地から南に十数分歩くと腰越。 義経が足止めされた満福寺がある。 その背後の崖上からの眺め。 境内の先に小動神社があり、そのさらに先、小動神社の杜の合間に江ノ島の東の端がわずかに見え…

鎌倉点描 英勝寺の古樹

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てください) 英勝寺前の古樹だ。 三脚もレンズも持ち合わせがなかったので、フォトコラージュを試みた。 1980年代にホックニーがやったような、古典的つぎはぎだらけの写真だがどうだろう。

広町から室ヶ谷へ

《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集(PCの大画面で見てください) 竹ヶ谷戸の奥を詰めて山を越えると七里ガ浜の住宅地。 山の上はハイキングコースになっていて、木々の隙間から遠くに海が見える。 広町緑地の西端の谷戸が小竹ヶ谷戸。 その尾根を越えたところが室…