2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧
《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集 畑から眺めている。 大きく成長した樹木が辺りを覆っている。 明治初期の地図には、この辺りに降りてくる道が記されている。 もちろん江戸時代以前にこの木が存在したとは思えない。 だが、山を越えて降った辺りに、このような…
《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集 畑から谷戸の入口(駐車場)方向を眺める図。
《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集 名越切り通しの大町側入口辺り。 最下段は現在駐車場で、かつては寺院か、あるいは鎌倉への出入り口を固める武家の屋敷か。 この背後に畑があり、谷戸の最奥はやはり寺院跡のようだが、廃寺辞典にも記されていない、知られてい…
《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集 前回紹介したのは、大町から名越の切り通しへと向かう入口を、明治初期の地図に従って歩いてみようと試みた結果、藪がひどくて断念したという写真。 2年ほど前の冬に撮った写真。 併せて昨年のブログを参照のこと。 草木は枯れ…
《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集 名越の切り通しは、亀ヶ岡団地のはずれ辺りから、まんだら堂を経てJR横須賀線のトンネル横に沿って大町に至るルートが、現在最もよく知られている。 このように書く理由は、実は明治初期の地図を見ると、大町側の道の位置が一山…
《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集 タマアジサイが咲きかけている。 先日、まだ咲いていなかったので、そろそろかなと思って来てみた。 浄智寺の鎌倉石を紹介した、古い井戸の前。 見えているところの岩石はほとんどが鎌倉石(橋は安山岩のようだ)。 でも苔生し…
《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集 急斜面の下を川が流れている。 砂押川の上流で、称名寺の陰陽の瀧の下流。 竹林は鎌倉の脆弱な土地を守るためのもの。 この川の岸辺は水流によってえぐられ、所により切り立つような景色を成している。 この写真では川の流れま…
《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集 小動岬。 海側は波に洗われて切り立つ崖面。 小動神社がある。 江の島や稲村ケ崎のように、岬は存在そのものが神々しい。 そもそも海に突出している岬には神が宿っている。 街道寄りに空地がある。 何年か前まで建物があったよ…
《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集 覚園寺のある薬師ヶ谷の山際の一景色。 この上は個人宅なので入れない。 一段高いところが平場で、立派なお屋敷がある。 山際の様子が素敵なので、撮らせてもらった。 この山の裏側が永福寺跡。もちろん永福寺とは無関係。 坂道…
《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集 谷戸と谷戸の境界でもある山襞。その尾根筋の端部。 二階堂理智光寺跡を南へ。 鎌倉の街は無数の山襞のあいだに、掌のような広がりを成している。 そのような山襞の一つ。 通りから眺めると、こんもりとした小山のように見える…
《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集 季節感の現れているような写真はあまり撮ることはないのだが、カメラをセットしていたら、目の前に脱皮後の薄緑色の蝉がぶら下がっていたので、つい撮ってしまった。
《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集 永福寺跡の北西側に湿地の谷戸が遺されている。 平場があるところから考えると、この辺りにも永福寺に関わる寺院があったのだろう。 でも、背後の山の上は宅地化されてしまった。 明治初期の古地図と照らし合わせてみると、谷戸…
《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集 痛々しいのが、虫塚のある竹林だ。 回春院のすぐ下、建長寺から半僧坊へと向かう途中。 比較的綺麗な竹林であった空域の一部。 古いままの綺麗な土地を切り拓いて、虫塚を造ることもなかろうに。 現代美術のおかしな側面を見せ…
《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集 かつては地獄谷と呼ばれたこの谷戸。 回春院前の大覚池も綺麗になってしまった。 小さいながら湿原といった風情が良かった。 この谷戸の奥の山際にも手が入って、散策可能な細い道が設けられたようだったが・・・その後は放り出…
《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集 どうしたんだろう。 何年か前に整地され、稲作が行われていて、秋には刈りとられた稲を干す稲架があったものだが、今は藪になっている。 かつては手つかずの荒れた湿地で、マムシ注意の看板が出ていたところだ。 古いままの土地…
《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集 鎌倉石は、火山の噴出物が水に流されて堆積したもの。 砂質、小礫、泥質と様々。 単純に火山の噴出物という訳ではなく、水の影響を受けているため、性質の似た物質が集積していることがある。 同じ大きさの礫であったり、砂鉄が…
《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集 浄智寺の駐車場に、鎌倉石の転石、どこかの礎石であろうか、方形に切り出された古い鎌倉石が置かれている。 いずれ、どこかで使うつもりなのだろう。 ただのざらついた石の塊なのだが、存在感がいい。
《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集 鎌倉石を眺めている。 川の流れによって掘削された滑川の様子を見ても鎌倉石の表情が分かる。 滑川の鎌倉石は自然の力による減摩だが、この石段の凹凸は人々が踏みつけた結果に他ならない。 どれほどの年月を経ているのだろう。…
《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集 浄智寺を紹介するサイトでは、よく見かける風景。 石段を上がってゆく。 その脇の苔生した石垣などに目を向ける人はいないだろう。
《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集 「鎌倉石」は脆弱で壊れやすい。 それがために、鎌倉内部でも比較的堅牢な、質の良い鎌倉石が探し求められたようだ。 鎌倉は、土地を大きく利用するために山際まで開削された。 その際に切り出された岩石もりようされたであろう…
《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集 鎌倉石は、鎌倉で産出する岩石のことで、石垣や塀、石段、築地などに用いられている。 ところが、何度か述べているように、鎌倉石は凝灰岩質角礫岩、砂岩、泥岩であるため、すこぶる脆弱で、風化し易いという特徴がある。 石段…
《鎌倉八百ヶ谷戸》Web写真集 朝から暑い。 特にここが涼しいというわけではないのだが、日陰で蓮田を眺めている。 朝の斜光線に照らされた草木が涼やかだ。 この辺りは水田であったのだろうが、ススキや芦が根を張ってしまった。 この開け放たれた空域でド…