鎌倉八百ヶ谷戸

善財 一 写真集 パノラマカメラで鎌倉の谷戸を巡り歩いています

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

弁ヶ谷辺り

弁ヶ谷は、地理的には鶴岡八幡宮から南へ徒歩で30~40分、さらに歩いて数分で海岸に出られる辺り。逗子と往来する鎌倉の入り口の一つである小坪や和賀江島に近いことから、この谷戸が守りのための要所であり、武士の居館が置かれたであろうことは想像できる。…

弁ヶ谷辺り

ずっと空地のまま 住宅街にぽっかりと空いたまま

手広 女坂の切り通し 続

女坂の切り通しと言われているけれど 切り通しを少し上の方へ行くと この写真の左側に上がることもできるのだが・・・ 切り通しの上は下草も少なく手入れが行き届いている 地図を確認すると人家の裏手であり 尾根近くに小さなお社が鎮座している 山手の斜面…

手広 女坂の切り通し

切り通しの謎めいたところを再確認している。 もう一例、手広の谷戸坂の切り通しの近くに、あまり目立たない状態で女坂と呼ばれる切り通しが遺されている。住宅地の端の山際に斜めに通路が切り込まれているのだが、進むに従って左右の崖が深くなり、とにかく…

明月谷から少し上がった辺り

上から見たほうが分かり易い 七口の切り通し程ではないが明らかに掘削されている 以前に紹介した岩瀬の尾根に出るための掘削された道 似ている

明月谷から六国見山へ向かって

つづら折りの山道を登ってゆく 山際を石段状に開削した状態の山道から次第に掘り込まれた尾根道に変わってゆく

明月谷から六国見山へ

明月院のある明月谷から山の尾根を伝って六国見山に通じている道があることは、観光目的で訪れている人々にはあまり知られていないようだ。 ずいぶん昔のことだが、明月谷の辺りで写真を撮っていたところ、幼稚園の一団が山陰にどんどん吸い込まれてゆくよう…

高野の切り通し 熊野神社の背後

切り通しに入る横道から 切り通しの途中 この下が熊野神社 写真の左側に古い石垣がある この辺りでほとんど尾根筋になり さらに進むと現在の大船高校 その背後に六国見山がそびえている この周辺は宅地化され昔の景色は望めない ただし大船高校の下にわずか…

高野の切り通し

高野の切り通しを眺めている 入り口方向

高野の切り通し

高野(大船)の切り通しについては、さらに奇妙だ。熊野神社の背後にあるさほど高くもない尾根筋に、その尾根に沿って切り通しが設けられているのである。交通に不便な小山を切り崩すわけではない。現実にはこの小山の下に隧道が穿たれており、切り通しは隧道…

切り通しについての疑問

切り通しとは、朝比奈の切り通しや名越の切り通しのように、鎌倉へ入るための山越えを容易にするため、山の頂の一部を切り崩して通路としたもの。現代であれば重機を用いて容易に道路を作ってしまうが、古くは手作業で掘り進まねばならなかった。もちろん鎌…

薬師堂ヶ谷奥

覚園寺さんは写真を撮らせてくれないことで有名である 天園ハイキングコースから覚園寺の裏を経て薬師堂ヶ谷に至る山道がある ある時その途中の谷間に平場があることに気付いた 覚園寺の寺域内ではなかろうか どうにかして撮りたいという思いがつのる 数年を…

薬師堂ヶ谷

ちょうど竹林を整備しているところであった 現在はひな壇状の平地が植林されており 入口辺りが覚園寺の駐車場になっている 覚園寺のある谷戸が薬師堂ヶ谷 いくつかの小さな谷戸がある中の一つ 覚園寺さんは寺域内で写真を撮らせてくれないことで有名だが・・…